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2018年2月

2018年2月27日 (火)

3月の星空案内

2018年2月25日 (日)

はじめての天体撮影 まずは月を撮ってみる

月の観望に続き、今日は月を撮影してみたいと思います。

完成写真
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望遠鏡 SkyWatcher BKP130
カメラ FujiFilm X-A1 ISO800 1/800秒 直焦点撮影
架台 ビクセンポルタⅡ経緯台

元の画像
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元の画像に次のような処理をして完成作品にしています。
画像処理方法については後日、お薦め画像処理ソフトが決まりしだい解説します。

トリミング、画像回転、コントラストアップ、再度強調、シャープフィルター

●直焦点撮影とは
アイピースの代わりにレンズを付けていない一眼カメラを挿入して撮影します。
アイピースもカメラレンズもなく、レンズや反射鏡の焦点がダイレクトに画像センサーに当たります。とてもシンプルな撮影方法で安上がりです。星雲星団撮影の定番です。

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●直焦点撮影に必要な機材
直焦点撮影に必要はパーツ類の説明です。またお金がかかりますが、星雲星団の撮影にも使用できます。

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Tリング
Tマウントともいいます。各社のカメラ用に用意されています。
写真では、FujiFilmのXマウントをCanonのEOSマウントに変換して、EOS用のTリングを付けていますが、最初からFujiFilm XマウントのTリングを付ければシンプルです。
購入先
ビクセン製
ケンコー製 (安い)

2インチスリーブ
2インチアイピースの差し込み筒の部分と同じにするアダプターです。つまりカメラをアイピースの代わりにしてしまうパーツと思えば良いでしょう。
なお、Tリングと2インチスリーブは、M42というネジ径で接続しますが、このM42というのは天文界ではポピュラーで、このM42をTリングという場合があります。
購入先
笠井製

リモートシャッター
天体写真ではシャッターを押した場合の手ぶれは深刻で、リモートシャッターを使います。また30秒以上のバルブ撮影(長時間の露出のこと)でも必要です。
リモートシャッターはカメラメーカーの純正品でなくても、サードパーティーの互換品でも良いと思います。
なお、リモートシャッターがない場合は、手ぶれを避けるため、カメラのセルフタイマーを利用する方法もあります。

●月を撮影するためのカメラの設定(X-A1の場合)

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感度は今回800にしました。星雲の撮影なら1600か3200
画質モードは最高画質のファイン

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ノイズリダクションは一番弱い-2にします。
長秒時ノイズ低減は月の場合、あまり関係ありませんが、星雲写真の場合、必ずOFFにしてください。

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レンズなしレリーズは必ずONにします。これしないとシャッターが切れません。

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測光は、月の場合、中央スポットにします。そうしないとプレビュー画面が飛んでしまいます。

なお、撮影モードのダイヤルはマニュアル(M)にしてください。

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動画で話しているバローレンズを購入する場合は、2インチサイズをご購入ください。

たとえば、これ

なお、バローレンズは、月の撮影オンリーで星雲撮影には向きません。

はじめての天体望遠鏡 木星と星団を見てみる

先日の月に続き、木星を観望しました。時間が余ったので、星団も観望しました。

なお、星雲星団を観望するのにお薦めのガイドブックを紹介します。これです。

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私も長年愛用していて、ねんきが入っています。

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アマゾンでの購入

2018年2月24日 (土)

はじめての天体望遠鏡 月を見てみる

2018年2月23日 (金)

「天体写真とカメラ」および本ブログお薦めカメラ

これから天体写真を撮ってみたいという方もいると思います。そこで天体写真を撮れるカメラについてお話ししたいと思います。と同時に私がお薦めするカメラを紹介します。

まず、どんなカメラで天体写真が撮れるか、分類してみました。

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概ねこの三種類に分けられると思います。この他にコンデジやスマフォのカメラでも分野を制限すれば可能です。ただ、このブログの趣旨としては、一時的に天体写真を撮るのではなく、趣味として長く天体を続けていく方を対象としていますので、コンデジやスマフォは除外させていただきます。

天文専用カメラは、
天文専用に開発されたカメラです。基本的にパソコンと接続してパソコンから操作します。価格も高く(最近のCMOSカメラは安くなった)撮った後の画像処理も難しいことから、入門者にはお薦めできません。

入門者にお薦めできるのは、扱い易い一眼カメラです。デジタル一眼レフとミラーレスがあります。天文用途で考えた場合、一番大きな違いは、光学ファインダーがあるかどうかです。覗けば星がある程度見える光学ファインダーはやはりあると便利です。オリオン大星雲やアンドロメダ大星雲もファインダーをのぞけば見えます。

一方、ミラーレスの背面液晶のライブビューはほとんど、明るい星を覗いて、見えません。ただ軽量であることなど、長所もあります。

ところで、天文用カメラも含めて、すべてのデジタルカメラには画像センサーがあり、センサーサイズをいろいろあります。有名なところでは、大きい順に

1 フルサイズ
2 APS-C
3 マイクロフォーサーズ

センサーサイズは天体写真では特に重要です。フルサイズとAPS-Cのセンサーサイズを比較してみましょう。

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左がフルサイズで右がAPS-Cです。フルサイズの方がかなり大きいですね。ではそれぞれぞ特徴を以下の図を見ながら考えてみましょう。

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センサー上には望遠鏡が作りだした像が写ります。同じ望遠鏡なら、フルサイズだろうが、APS-Cだろうが、同じ大きさで写るはずです。いっぽう、撮った写真は印刷にしろ、ネットに掲載するにしろ、一定の大きさに引きのばします。

そうすると、結果的には、センサーサイズの小さい方が拡大率が高くなります。フルサイズの方が拡大率が低いのです。

一般的には、拡大率の低いフルサイズの方が、粗が目立たないので高画質です。ですから、天体写真でも当然、高画質を求めるなら、フルサイズが有利です。

しかし、欠点もあります。拡大率が低いので、APS-Cと同じ迫力で星雲を写そうとすれば、より焦点距離の長い望遠鏡が必要です。赤道儀も大きなものが必要です。また、写る範囲が広いことから、望遠鏡やカメラレンズに要求される性能もあがります。

つまりフルサイズを生かそうとするなら、撮影システム全体が、より大きく高価なものとなってきます。

赤い星雲の写りと改造デジカメ
天体写真の撮影対象になる星雲には、赤い星雲が非常に多いです。ところがこの赤い星雲が出す光(Hα線)はデジタルカメラのセンサー前面に取り付けられた赤外カットフィルターが通さないため、赤い星雲の写りが非常に悪いのです。

そこで天文マニアのほとんどは、この赤外カットフィルターを取り除き、Hα線を通す赤外カットフィルターに交換する改造を天文ショップなどを通して普通に行っています。

改造すると、一般の写真は赤っぽくかぶって撮れません。またメーカーの保証も受けられなくなります。ですから事実上、天文専用カメラになります。

さて、このように様々な事情がある天体カメラですが、私が入門者向けに何か一台お薦めするとしたら、以下のカメラをお薦めします。

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フジフィルムのXシリーズのミラーレスカメラです。これはX-A1ですが、他のXシリーズでも良いです。なぜか。

実はフジフィルムのXシリーズのカメラは改造しなくても赤い星雲が良く写るのです。
このX-A1の場合は、中古で15,000円~20,000円程度で買えます。安いのも魅力です。

安く手に入り、改造しなくても良いということで入門者には特にお薦めです。
XシリーズはすべてAPS-Cのカメラです。ミラーレスなので、光学ファインダーがないのは欠点です。導入や構図合わせで不利ですが、そこは他の方法で補うしかありません。このブログでもそこはしっかり説明していきたいと思います。

次点のお薦めカメラとしては、ある程度金額がかかってもよく、将来改造することも承知ならCanon EOS Kissシリーズがお薦めです。天体写真で、広く使われている定番カメラです。

最後にX-A1で撮った天体写真の作例を掲載します。15,000円のカメラでこれだけ撮れます。

バラ星雲
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M8(干潟星雲、大きい方)とM20
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2018年2月17日 (土)

はじめての天体望遠鏡 組み立て方と調整方法

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2018年2月11日 (日)

天体観測入門者向けセット オプション品の選択

前回に続き、アイピースなどオプション品を選びます。

Eyepiecs

2018年2月10日 (土)

天体観測入門者向け望遠鏡セットを探す やり直し偏

前回選んだ望遠鏡セットが、メーカー在庫なしのため、一から選びなおしました。

2018年2月 6日 (火)

2月の星空案内

M36とか球状星団と言っていますが、散開星団ですね。

2018年2月 5日 (月)

天体観測入門者向け望遠鏡セットを探す

その1

その2

2018年2月 4日 (日)

望遠鏡のスペック

望遠鏡の原理は簡単ではレンズで光を集めて一点に集めます。

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望遠鏡には屈折望遠鏡や反射望遠鏡がありますが、レンズで光を集めるか、鏡で光を集めるかの違いで、根本的な違いはありません。また、カメラのレンズもまったく同じ原理です。

望遠鏡のスペックというと倍率を思い浮かべるかも知れませんが、倍率はいろいろ変えられるのであまり気にしなくて良いです。重要なのは上図に出てきた3つの値です。

口径
レンズの直径です。大きいほど光を多く集められるので高性能です。ただ大きいほど、高価で重くなります。

焦点距離
レンズが光を一点に集めるまでの距離です。写真撮影では、この焦点距離で写る大きさが決まってしまうので、特に重要で、撮影する天体に合わせて適切な焦点距離の範囲が決まります。

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F値
焦点距離を口径で割った数値です。数値が小さいほど明るく、特に撮影では有利です。
カメラレンズではおなじみの値です。
F値は、口径が大きいほど、また焦点距離が短いほど小さく、つまり明るくなり有利です。
ただし、上図のように焦点距離は撮る対象によりほぼ決まるので、F値を明るくするには、口径を大きくするしかありません。つまり大きな望遠鏡が有利です。

ちなみにF値の目安ですが、星座や星雲星団の写真の場合は、F6以下、出来ればF4くらいが理想ですが、F値が小さいと高価になるので、いろいろ悩ましいところです。月や惑星の場合は明るいのでF値がもっと大きくF10以上でも大丈夫です。

天体望遠鏡はなぜ、押入の肥やしになってしまうのか

タイトルの問いですが、前回のコラムで話した通り、天体観測自体モチベーションの維持が難しいことがあります。しかし、望遠鏡メーカーや販売店の責任も少しはあると思います。

ホームセンターなどで売っている望遠鏡は問題外として、各メーカーともエントリーレベルのいわゆる初心者向けのセットを販売しています。価格は3万円くらいです。

まぁ、買いやすい値段なんでしょう。

これらに共通した特徴があります。思うのは、焦点距離が長いですよね。900mmとか。

メーカーの初心者向けセットって、月と惑星を観ることしか考えていないと思います。あと、望遠鏡が長い方が、かっこいいし、倍率が高くて高性能にみえます。

ただ、このクラスの小さいレンズ直径で、これだけ焦点距離が長いと、星雲や、系外銀河などの観望は難しく、ほんとに月と惑星を観たらそれで終わりです。月以外の天体撮影にも使えません。

本当に必要な初心者セットは、月、惑星の後を考えていること、そして、そのための適切なサポートがあることです。具体的に言うと、

口径(レンズの直径のこと大きいほど良い)は6cm~8cm
焦点距離は500mm以下
正立ファインダー(逆さまに見えないファインダー)付属
正立プリズム(左右逆に見えないプリズム)付属
広視界低倍率のアイピース(望遠鏡の目に当てるレンズのこと)付属

望遠鏡の場合、焦点距離を長く伸ばすこと(倍率を高くすることと思っていい)は割と簡単に出来るのですが、逆に短くすることは難しいので、低倍率を基本に選んだほうが良いと思います。またこれくらの焦点距離だと天体写真へ発展させることも容易です。

わたしの個人的な考えでは、月・惑星の後は、低倍率での散開星団観望などがお薦めです。そのための優しい解説書があれば良いと思うのですが、今のメーカーや販売店には無理でしょう。そのためのサポートがまさにこのブログです。

今後の予定になりますが、、ほんとうにお薦めできる【初心者セット】を私、ほんまかが組んでみたいと思います。ご期待ください。

天文趣味はモチベーションの維持が難しい

天体望遠鏡ほど、押入れの肥やしになる率が高い機材はない。

私は、これはメーカーの責任もあるのですが、天文趣味そのものにモチベーション維持の難しさがあると思ってます。

まず、夜に活動するということ。冬は寒いです。あと、難しさというのもあると思います。望遠鏡を買ったはいいが、月見て、土星みたら、あとは押入れ。というパターン。まぁ、よくてスバルとかオリオン大星雲とか観るかもしれないけど、あとは良くわからない。

まぁ、なんとか最初のハードルはクリアしても、結局、天候に左右されることが多く、数か月も離れてしまうと、モチベーションが下がってきてしまいます。

ですから、ほんとに好きで、なんらかなの充実感みたいなもの、価値観を天体観測から自分で見つけないと長続きしません。

長続きさせるヒントとしては、

1 何かの会に入る、参加する
やっぱ一人だと寂しく挫折しやすいです。仲間がいれば情報交換やライバル心とか、モチベーションも上がります。星が見えなくても、毎月の定例会という飲み会だけでも楽しいです。SNSとかでも良いと思います。

2 ブログとか、SNSとか発表の場を作る
天体写真とか、発表の場があると、恥ずかしいものは見せられないの、やる気が全然違います。

3 天文雑誌のフォトコンテスト入賞を目指す
天体写真というのは、風景撮影と違って、撮影者の感性とかあまり関係なく、やることをきっちりやれば、わりと簡単に入選レベルの写真が撮れます。また上達するにはフォトコンに挑戦するのが一番の早道です。

いずれにしてもあまり一人でこもらないで、友達でもなんでも、外につながりを持つことは重要と思います。

天文シミュレーションソフトを導入しよう

昔は天体観測というと「星座早見盤」というのがあって、日時を合わせると、見える星座などがわかる表示版があったのですが、現在はパソコンなどで使う「天文シミュレーションソフト」が非常に便利です。

観望や撮影の事前計画になくてはならないソフトウェアです。天体観測を始めるなら是非ほしい一本です。

天文シミュレーションソフトは複数ありますが、お薦めはアストロアーツ社の「ステラナビゲーター」です。

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ステラナビゲーター

購入したら、最低限の設定をしましょう。まずは起動時の画面です。

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現在時刻の空を表示しますので、昼間に起動すると、ご覧のように昼間の空が表示されます。夜起動すると、夜空が表示されます。なお、月が出てると月明かりで少し明るめに表示されるのも現実感が高いです。

さて、最初に起動したら、メニューの[設定]->[環境設定]を開きましょう。

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ここで、「前回終了時の設定で起動」をチェックしておきます。

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これをしないと、起動の度に初期設定をしないといけません。

次に、表示を「星座早見」にしておきます。左のメニューの「表示形式」から「星座早見」を選択します。

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この表示だと、全天が表示されますので今見えてる星座が一目瞭然です。

昼間の空ではつまらないので、時刻を進めてみましょう。上の時刻が表示された部分の時間の1の位の数字を左クリックすると、時間が進みます。

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10の位の数字なら10時間単位で進みます。分や、日付についても同様です。なお、右クリックすると、時間が逆に戻ります。

さて、星座を分かりやすくするために星座線を表示させてみます。上の星座枠の中の「星座線」をクリックします。

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同様に「星座名」や「星座絵」を表示させることもできます。

最後の天体観測で良く使う、「赤経・赤緯線(せきけい・せきいせん)」を表示させてみましょう。上の経緯線の枠の「赤経・赤緯」をクリックします。

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なぜ、赤経・赤緯線が重要かというと、
1 星は東西方向に伸びた「赤経線」に沿って動きます。北の方だとくるくる回るのがわかると思います。
2 赤道儀と言われる望遠鏡の架台は、この赤経・赤緯線に沿って動く
3 天体写真の縦横の構図は、この赤経・赤緯線の向きに合わせる

という理由からです。具体的にはまたいずれ説明いたします。

ステラナビゲーターは、単に現在見えてる天体を教えてくれるだけでなく、天体の運動を勉強したり、学習目的にも優れています。より詳細な使い方は以下の動画をご覧ください。

2018年2月 3日 (土)

天体観測ってお金がかかる?

この質問は実に心配なところだと思います。

天体観測の楽しみ方はいっぱいありお金をかけない方法はいくらでもあります。

しかし、「お金がかかる」のではなく、「ついついお金をかけてしまう」が正解でしょう。

だいたい天体写真などにハマると100万くらいは安い方です。それこそ高級車が買えるほど、かけている人も居ます。

これはもうその人の価値観次第です。ただ、ある程度抑制的でないといくらでもお金をかけてしまいます。

特に梅雨時など、なかなか観測に出られなくなると、「物欲(ぶつよく)」というウイルスが流行り、ネットを通じ感染が広がりやすくなります。

またこのようなマニアックな趣味の世界ではスペック主義に走りやすいです。単なる数値だけに惑わされず、本当に必要な性能かどうか見極める必要があります。スペック主義はかつての「デジカメ」の「高画素競争」と同じで、メーカーや販売店が大々的に宣伝し、それにユーザが反応すると陥りやすいです。

もうひとつ陥りやすいのが、「ベテランが使っているから同じものを買おう」という考え方です。もちろんお金があればそれでもいいのですが、あっという間に何百万と行ってしまいます。
この2つは注意しないといけませんが、とは言っても、初心者がその見極めをするのは困難です。そのための案内が、まさにこのブログなのです。

さて、このブログの勧めに従って、機材など買っていくと、だいたい30万くらいの出費は覚悟です。もちろん一度にではないです。少しずつですが。

もちろん、なるべく安い機材を紹介するようにします。ただほんとに必要なものは高くても勧めるようにします。

たとえば、望遠鏡は、逆さまに見えるのですが、これを「倒立像(とうりつぞう)」と言います。しかし、「正立プリズム(せいりつぷりずむ)」を使えばちゃんとした像「正立像(せいりつぞう)」に見えます。

ただ、、望遠鏡に正立プリズムを付属させると、望遠鏡の値段が高くなるので、メーカーも販売店も、そしてユーザも遠慮しがちです。ところが、倒立像と正立像では全然観望時のストレスが違います。たった数千円のことでこの違いは大きいので、たとえ、値段が違ってもお勧めします。

まず、何から始めるか?--ただ星を観る

天体観測というと、まっさきに天体望遠鏡を思い浮かべるかも知れません。しかし、まず最初は暗い田舎で満点の星を見て頂きたいです。

夏の天の川
冬のきらめく星座

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降るような星と良く言いますが、まさにその通りです、星ってこんないっぱいあったんだと感動するはずです。機材は一切要りません。あなたのその目だけで良いのです。

ただ、このような素晴らしい星空に出会うには、今は難しくなってきました。旅行のついでに巡り合えるのは幸運と言っていいです。星見というはっきりした目的がないとなかなか出合えません。

それではどういった条件が必要でしょうか。

1 大都市から離れた田舎。
 首都圏なら、北関東の北部、山梨や長野。伊豆の南端など。それぞれの町からなるべく離れた場所です。具体的にはまた別の機会に紹介します。
 山など標高の高い場所も奇麗ですが、標高が高くても大都市に近いとやはり奇麗な星空は臨めません。

 都市の光などで、星が奇麗に見えないことを「光害(こうがい)」と呼びます。
「光害マップ」で検索してみてください。これを見ると、だいたいどこに行けばよいかわかります。

2 快晴
 ほぼ快晴でないと、奇麗な星空は臨めません。雲が多いと、星が直接見えないほか、地上の光が雲に反射して夜空が全体的に明るくなります。

 我々、天文屋は、天気に関する情報は「GPV気象予報」という天気予報サイトを頼りにしています。

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GPV気象予報

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「詳細」をいチェックし、「エリア」を選択し、「雨量・雲量」をクリックします。
これを見て、雲のない、真っ黒なところへ行く必要があります。

3 月の出ていない夜
 月があると、月の明かりで星空が奇麗に見えません。これは非常に重要です。快晴で月が出ていない夜という条件だけで、もうそれほど多くありません。

 さて、月の有無はどうやって調べればよいでしょうか。

「アストロアーツ」という天文屋ご用達のサイトがります。

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ここで上の「月齢」というアイコンをクリックします。

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調べたい日をクリックします。

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ここで、各地の月の出と月の没(入り)を調べることができます。ここで月の有無を調べます。

さて、この表には、「薄明(はくめい)」の開始と終了も分かります。薄明というのは、夜が終わりほんの少し明るくなる状態です。薄明開始時は人間の目では分からないほどの明るさですが、天体写真の場合は影響が出ます。ですから、天体観測は薄明の終わりから、翌日の薄明の開始までの間に行います。

4 時期はいつが良いか?
せっかく、初めて星を見に行くのだから、時期も選びたいところです。お薦めは夏の天の川です。夏の天の川と言えば、七夕付近ですが、時間を選べば、4月~12月まで見られます。最盛期は5月~10月くらいです。5月はまだ朝方です。7月はまだ梅雨の影響が残るので8月がやはり好機です。

夏の天の川は暗い場所で見ればすぐわかります。最初は雲に見えるでしょう。ですから、雲のない快晴でないと雲と区別できません。

非常に暗い空で空気も乾燥していると、天の川は雲というより何かザラザラした粒状感があります。こうなるともう最高です。

寒さを我慢すれば、冬の天の川もお薦めです。夏ほどはっきりしてませんが、奇麗なことは奇麗です。冬の南の空はオリオン座が目立ちますが、その右肩付近を天の川が流れています。

1802038


さて、このように意外と条件が厳しい星見ですが、ぜひ、「何かのついでに星見」ではなく、「星見のついでに何か(温泉とか)」という気持ちで臨んでほしいです。

またそれぐらいの気構えがないと、この趣味は長続きしません。

もちろん、庭先でも十分、天体観測はできますし、そうしている人もいっぱいいます。しかし、せっかく天文趣味を始めるなら一度くらいは素晴らしい星空を体験してほしいものです。

天体観測の楽しみ方

広く天体というもの楽しむと言っても、いろんな分野、スタイルがあります。
思いつくくまま書きだしただけでもこれだけあります。

180203

何にハマるかはあなた次第です。

この中からいくつかピックアップして見ましょう。

まず、お金のかからない肉眼では、ただ観るだけ。あるいは流星観測などあります。最近は天気予報などで流星群のニュースを良く聞きます。ただ、流星群がなくても、流星は見られます。通常でも1時間くらい星空を眺めてるとけっこう流れます。特に朝方が良いです。

そのほか、月食や、日食など天文現象も肉眼で楽しめます。

肉眼で飽き足らなくなったら、双眼鏡や、望遠鏡の出番です。望遠鏡で天体の眼視といっても様々です。

望遠鏡を買って初めてみる天体は月ではないでしょうか。(望遠鏡で太陽を見てはいけません、目が焼けます。特殊な望遠鏡が必要です。) それと土星などの惑星ですね、ではその次に何を見ますか。

望遠鏡は大きいほどいいと思っている人もいるかも知れませんが、小さい方が有利な天体もあります。

「散開星団(さんかいせいだん)」と言われるまばらな星の集まりは、小型の望遠鏡で低倍率でみると実に奇麗です。代表的なものに「プレアデス星団(すばる)」や「二重星団」があります。

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このような散開星団は天の川のそって点在しており、小型の望遠鏡で流し見しると実に楽しいです。

それとは対極に、大砲のような「ドブソニアン」と呼ばれる大きな望遠鏡で、銀河系外の「系外銀河(けいがいぎんが)」と呼ばれる遠くの遠くの光を見る楽しみもあります。ほんとに宇宙の神秘を感じます。

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ちなみに、望遠鏡を使っても、上の写真のように系外銀河ははっきり見えません。一般に天体望遠鏡の眼視は、月や惑星以外は、写真のように見えません。写真のように見えることを期待していると、たいていがっかりします。

それでも、眼視に良さがあり、それにはまり熱中している人もいます。

さて、天体観測でもっとも花形の言えるのが、「天体写真」です。最近は眼視観望をしないでいきなり天体写真から入る人もいます。また眼視観望から入っても、「天体写真」専門になってしまって、眼視観望に戻らない人もいます。眼視では、写真のように奇麗に見えず、あまり面白くないのかも知れません。

天体写真と言ってもいろいろです。望遠鏡を必要とせず、通常の風景撮影と同じカメラやレンズを使って撮る「星野写真(せいやしゃしん)」というものや、地上の風景と星空を一緒に撮る「星景写真(せいけいしゃしん)」などが比較的簡単に始めらます。

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また、眼視と同じく、月の撮影は比較的簡単に始められますが、実は奥が深くディープな世界です。これにハマっている人たくさんいます。また自宅でもできるのが魅力です。

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そして、天体写真の花形と言えば、「星雲写真」です。星雲とは、銀河系内にあるガスの集まりで、星の明かりを受けて奇麗に輝きます。月の大きさの何倍もある大きな星雲が多いので倍率は不要です。しかし、望遠鏡でははっきり見えません。また赤い星雲は赤外線で肉眼ではほとんど見えません。ところが、写真に撮ると、奇麗に写ります。

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どうですか、こんなのが撮れると思うと病みつきになります。これは「バラ星雲」といいます。

星雲の天体写真は一つの対象を撮るのに、数分から数時間かかるのが普通です。また撮った後の画像処理なども手間のかかるものです。

さて、天体観測の楽しみは、天体を観たり撮影したりするだけではありません。

機材を集めたり、自作したり、改造したり、あるいは観望会や星まつりに参加するとや、このブログのようにネットで交流するのも楽しみです。

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このように天体観測の楽しみは、幅が広く、それぞれ奥が深いです。ぜひ、自分なりの楽しみ方をつかんで頂きたいと思います。

このブログの紹介

このブログはこれから天体観測を始めてみたいという方をナビゲートするためのブログです。ブログですから、日々コンテンツが増えて行きます。

読者は、ほんとに何も知らない初心者を対象としています。
ただし、天体観測をちょっと経験してみたいとか、そうゆうことではなく、本当に趣味としたいと思っている人向けです。なぜなら、ある程度の出費が伴うからです。

また、もうひとつの目的として、著者が開発した初心者向け望遠鏡コントローラの取扱説明書も兼ねています。昔は、取説というと紙の冊子でしたが、現代はこのような形態が良いのではないかという一種の試みでもあります。

天体観測入門のサイトは世の中にはたくさんあります。しかし、本サイトは情報量や実用性で断トツの一番になることを確約します。確約できる理由は以下にあります。
●営利目的であること(自社のコントローラの販促のため)
膨大な情報量を持ったサイトの構築は大変です。時間もかかります。機材レポートのため自分は使わない機材も買わなくてはいけません。単なる個人の趣味では出来ません。
●大手のメーカーや販売店でないこと
営利目的と言う意味ではメーカーや販売店も同じです。ただ、それらは、こういったネット活動は消極的です。理由は簡単です。そんな事しなくても稼ぐシステムが確立しているからです。私にはそのような打ち出の小づちはありません。この活動が全てです。必死です。

このブログのモットー
●説明は前提知識を想定しない。基本的な事は必ずこのブログ内で説明。
●なるべく安い機材を使う。
●実際にその機材を使い天体観測を行う。
●実際に買って使っている機材以外、推奨しない。
●場合により動画を使用。
●天体写真は初心者向けと言って妥協しない。高品位の写真を目指す。
●コメント欄からの質問大歓迎。どんな質問にも丁寧に答える。

ナビゲータの紹介
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ほんまか(本名 中澤浩一)

プロフィール
自称天体写真家。
本職 マイコン技術者だった
子供のころから天体観測に熱中。
「月刊天文ガイド」のフォトコンテスト最優秀賞受賞3回。
現在、SS-oneブランドの天文機材の開発販売中。
世界初の電子極軸望遠鏡を開発、他、ユニークな商品を開発中。

それでは、私と一緒に天体観測を始めましょう。

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