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2018年2月 3日 (土)

まず、何から始めるか?--ただ星を観る

天体観測というと、まっさきに天体望遠鏡を思い浮かべるかも知れません。しかし、まず最初は暗い田舎で満点の星を見て頂きたいです。

夏の天の川
冬のきらめく星座

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降るような星と良く言いますが、まさにその通りです、星ってこんないっぱいあったんだと感動するはずです。機材は一切要りません。あなたのその目だけで良いのです。

ただ、このような素晴らしい星空に出会うには、今は難しくなってきました。旅行のついでに巡り合えるのは幸運と言っていいです。星見というはっきりした目的がないとなかなか出合えません。

それではどういった条件が必要でしょうか。

1 大都市から離れた田舎。
 首都圏なら、北関東の北部、山梨や長野。伊豆の南端など。それぞれの町からなるべく離れた場所です。具体的にはまた別の機会に紹介します。
 山など標高の高い場所も奇麗ですが、標高が高くても大都市に近いとやはり奇麗な星空は臨めません。

 都市の光などで、星が奇麗に見えないことを「光害(こうがい)」と呼びます。
「光害マップ」で検索してみてください。これを見ると、だいたいどこに行けばよいかわかります。

2 快晴
 ほぼ快晴でないと、奇麗な星空は臨めません。雲が多いと、星が直接見えないほか、地上の光が雲に反射して夜空が全体的に明るくなります。

 我々、天文屋は、天気に関する情報は「GPV気象予報」という天気予報サイトを頼りにしています。

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GPV気象予報

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「詳細」をいチェックし、「エリア」を選択し、「雨量・雲量」をクリックします。
これを見て、雲のない、真っ黒なところへ行く必要があります。

3 月の出ていない夜
 月があると、月の明かりで星空が奇麗に見えません。これは非常に重要です。快晴で月が出ていない夜という条件だけで、もうそれほど多くありません。

 さて、月の有無はどうやって調べればよいでしょうか。

「アストロアーツ」という天文屋ご用達のサイトがります。

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ここで上の「月齢」というアイコンをクリックします。

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調べたい日をクリックします。

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ここで、各地の月の出と月の没(入り)を調べることができます。ここで月の有無を調べます。

さて、この表には、「薄明(はくめい)」の開始と終了も分かります。薄明というのは、夜が終わりほんの少し明るくなる状態です。薄明開始時は人間の目では分からないほどの明るさですが、天体写真の場合は影響が出ます。ですから、天体観測は薄明の終わりから、翌日の薄明の開始までの間に行います。

4 時期はいつが良いか?
せっかく、初めて星を見に行くのだから、時期も選びたいところです。お薦めは夏の天の川です。夏の天の川と言えば、七夕付近ですが、時間を選べば、4月~12月まで見られます。最盛期は5月~10月くらいです。5月はまだ朝方です。7月はまだ梅雨の影響が残るので8月がやはり好機です。

夏の天の川は暗い場所で見ればすぐわかります。最初は雲に見えるでしょう。ですから、雲のない快晴でないと雲と区別できません。

非常に暗い空で空気も乾燥していると、天の川は雲というより何かザラザラした粒状感があります。こうなるともう最高です。

寒さを我慢すれば、冬の天の川もお薦めです。夏ほどはっきりしてませんが、奇麗なことは奇麗です。冬の南の空はオリオン座が目立ちますが、その右肩付近を天の川が流れています。

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さて、このように意外と条件が厳しい星見ですが、ぜひ、「何かのついでに星見」ではなく、「星見のついでに何か(温泉とか)」という気持ちで臨んでほしいです。

またそれぐらいの気構えがないと、この趣味は長続きしません。

もちろん、庭先でも十分、天体観測はできますし、そうしている人もいっぱいいます。しかし、せっかく天文趣味を始めるなら一度くらいは素晴らしい星空を体験してほしいものです。

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