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2018年3月23日 (金)

EQ5赤道儀極軸の合わせ方

前回、動画で極軸望遠鏡の調整方法を説明しました。では実際にその極軸望遠鏡を使って極軸の合わせ方を説明します。

とても重要なことなので、動画ではなくブログ記事にて説明します。

電子極軸望遠鏡を使う場合はまた別に説明しますので、ここの説明は参考程度に聞いてください。

それでは、極軸望遠鏡を覗いた画面です。

1803231
これは昼間の画面です。実際、真っ暗な夜に見ると、十字線や目盛は良く見えません。ですから、普通は、極軸望遠鏡の前面から赤いLEDで照らして、背景を少し明るくしてやります。そうすると線や目盛が見えるようになります。

このような装置を「明視野照明装置」といい、赤道儀に標準でついていたり、オプションとして用意されていたりします。しかし、EQ5赤道儀にはオプションとしてもないようです。どうするのでしょうか? 非常に見にくいと思います。「明視野照明装置」は自作することもできますが、そのようなこともあるので、私は、「電子極軸望遠鏡」を使うことをお薦めします。

さて、十字線の真ん中は「天の北極」に合わせるところです。「天の北極」は北極星の位置で知ることができます。北極星はこの天の北極の少し離れたところをくるくる回っています。

それがこの円目盛です。北極星はこの円目盛のどこかに居ます。右上に「2016」とか数字が書かれています。これは年号です。

1803238
実は北極星は年々、天の北極の方へ近づいており、円目盛のどの部分を見るべきかを示しています。今年は2018年なので、だいたい中央部分に北極星を入れれば良いことが分かります。

北極星が円目盛のどこに居るかをは、日時によって異なります。この円目盛を時計の目盛だと思って、北極星の位置を時間で表現したのが、「北極星の時角」と言います。そしてこの円目盛を時角円と言います。

ですから、北極星の時角を知る必要があります。

赤道儀によっては、極軸望遠鏡の視野に「北斗七星」や「カシオペア座」の印が描かれており、それらの位置を合わせることによって、時角を知らなくても合わせられるものもあります。これは非常に便利と思います。

また、日時から現在の北極星の時角を知ることができる目盛がついている赤道儀もあります。ただ、このEQ5赤道儀の場合はどちらも付いていません。

では、どうやって、知るのか、いくつか方法はあります。

パソコンなので、「北極星 時角」で検索すると、時角計算できるサイトがいくつかあります。例 ↓

1803232ただ、現場ではパソコンない場合があるので、スマフォのアプリが便利です。GooglePlayなどで「北極星 時角」で検索するとやはりいくつかあります。

1803233_218032313

これら、アプリは、北極星の位置を数値ではなく、視覚で表現してくれてるので、そのままの位置に合わせれば良いです。

極軸望遠鏡は逆さまに見えるのですが、これらのアプリは、逆さまに見えることも考慮して表示しているので、まさに見たままのの位置で合わせれば良いです。

SS-oneのコントローラには電子極軸望遠鏡の機能がありますが、電子極軸望遠鏡を使わない場合でもその時角だけに利用する手もあります。

起動したら、「Polar」をタップします。

1803234
電子極軸望遠鏡のカメラが接続していないと、「No camera」のエラーが出ますが、無視して[OK]を押します。

1803235
時角円が表示されるので、[Zoom]ボタンを押します。

1803236
時計の正午の位置をちょっと過ぎた位置に北極星がいることになります。電子極望の場合はカメラで北極星が表示されるのでまさにこの位置に北極星を合わせればいいのです。ただ、今の場合はカメラがついていないので、時角円だけ利用します。

さて、ここで注意です。上の画面は極軸望遠鏡が逆さに見えることをが考慮されていません。そこで実際には、コントロラーを逆さまに持って、逆さまに見てください。

1803237
こんな感じ。これで北極星を合わせる位置がわかると思います。

さて、実際の極軸合わせの方法をもう一度整理してみましょう。

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1 三脚を設置するとき[N]のマークのある脚を真北に向ける

1803239
2 赤道儀本体を設置
3 ウエイト、望遠鏡を載せる
4 赤緯軸を回して、極軸望遠鏡の見口を開ける
18032310
4 極軸望遠鏡を覗いて、水平微動、上下微動を動かし、北極星を導入する
5 赤経クランプを緩め、赤経軸を回して、0時の線が真上を向くようにする。
18032312
ただし、場合によっては望遠鏡が下の方に行ってしまい三脚にぶつかったりします。
18032311
その場合は必ずしも0時の線が真上でなくても良いと思います。3時の線でも6時の線でも良いと思います。

6 スマフォのアプリや、SS-oneコントローラで時角円を表示させ北極星の位置を知り、その位置に北極星がくるように、極軸望遠鏡を覗きながら、水平微動、上下微動を使って、合わせます。

以上で極軸合わせは終了です。

 

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コメント

初めまして。最後の写真で極望の見口に見えるリングですが赤経の目盛環と兼用で
時角計算に使います。0時を真上にして固定できるはずです。
見口にある円盤状のものにカレンダーと経度補正目盛があるはずです。
135°に対して経度補正した後日付と時刻合わせるだけで非常に簡単です。

先ほど投稿した者です。
GPと同様の構造で止めねじも見えてましたので信じてたのですが、
ショップの説明もできないとありますね。
もし0時を上にしてリング固定できないようなら私の誤認識です。

ご指摘ありがとうございます。
極望の方の目盛りがくるくる回って固定できないですね。
ここを固定できれば使いようはあるのですが。

日付が刻んであるリングは経度補正する必要があるのでフリーですが。
極望の見口付近に指標線ありますよね。

はい、あります。
小さな白い線があります。
これをレチクルの0時の線に合わせるのですか?

その指標線を経度補正メモリに合わせます(137Eなら+2°の位置)。
それを保持したまま赤経軸を回転させて
日付目盛と時刻を合致させます(時刻リング(赤経メモリ環)は0h0mを真上にして固定ねじで固定できるようになっていると思います)。
そうすると北極星の位置に導入基準線が来ます。
該当する西暦に北極星を導入します。
ビクセンのGPシリーズと全く同じやり方です。
明視野照明もビクセン用使えないでしょうかね?。

ビクセンの取説ダウンロードページで
天体ガイドブック赤道儀編(GP2赤道儀 2012.4更新)
に詳細の手順と極軸望遠鏡の調整方法(センターだしと基準点の子午線だし)が記載されています。
参考にどうぞ。

何度も説明すみません。
>それを保持したまま赤経軸を回転させて
これがけっこう難しいそうです。簡単にずれてしまいます。
あと、ビクセンの導入基準線に相当するものがありません。
SkyWatcherの説明書にもこの目盛環を使う説明はないので、
おそらく、目盛環を使って時角を合わせること想定していない作りだと思います。
やろうと思えばできない事もないと思いますが。

明視野照明がない方が問題ですね。ビクセンのは、これ単体では購入できないですよね? GP2赤道儀ももう生産終了品だし。

すみません。ショップにいろいろ聞きましたら当方の誤認識でした。
お騒がせしてすみませんでした。
よく読まずに発言してすみませんでした。

いえいえ、
この極軸望遠鏡が紛らわしいんですよ。
私も最初悩みました。

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