月の観望に続き、今日は月を撮影してみたいと思います。
完成写真
望遠鏡 SkyWatcher BKP130
カメラ FujiFilm X-A1 ISO800 1/800秒 直焦点撮影
架台 ビクセンポルタⅡ経緯台
元の画像
元の画像に次のような処理をして完成作品にしています。
画像処理方法については後日、お薦め画像処理ソフトが決まりしだい解説します。
トリミング、画像回転、コントラストアップ、再度強調、シャープフィルター
●直焦点撮影とは
アイピースの代わりにレンズを付けていない一眼カメラを挿入して撮影します。
アイピースもカメラレンズもなく、レンズや反射鏡の焦点がダイレクトに画像センサーに当たります。とてもシンプルな撮影方法で安上がりです。星雲星団撮影の定番です。
●直焦点撮影に必要な機材
直焦点撮影に必要はパーツ類の説明です。またお金がかかりますが、星雲星団の撮影にも使用できます。
Tリング
Tマウントともいいます。各社のカメラ用に用意されています。
写真では、FujiFilmのXマウントをCanonのEOSマウントに変換して、EOS用のTリングを付けていますが、最初からFujiFilm XマウントのTリングを付ければシンプルです。
購入先
ビクセン製
ケンコー製 (安い)
2インチスリーブ
2インチアイピースの差し込み筒の部分と同じにするアダプターです。つまりカメラをアイピースの代わりにしてしまうパーツと思えば良いでしょう。
なお、Tリングと2インチスリーブは、M42というネジ径で接続しますが、このM42というのは天文界ではポピュラーで、このM42をTリングという場合があります。
購入先
笠井製
リモートシャッター
天体写真ではシャッターを押した場合の手ぶれは深刻で、リモートシャッターを使います。また30秒以上のバルブ撮影(長時間の露出のこと)でも必要です。
リモートシャッターはカメラメーカーの純正品でなくても、サードパーティーの互換品でも良いと思います。
なお、リモートシャッターがない場合は、手ぶれを避けるため、カメラのセルフタイマーを利用する方法もあります。
●月を撮影するためのカメラの設定(X-A1の場合)
感度は今回800にしました。星雲の撮影なら1600か3200
画質モードは最高画質のファイン
ノイズリダクションは一番弱い-2にします。
長秒時ノイズ低減は月の場合、あまり関係ありませんが、星雲写真の場合、必ずOFFにしてください。
レンズなしレリーズは必ずONにします。これしないとシャッターが切れません。
測光は、月の場合、中央スポットにします。そうしないとプレビュー画面が飛んでしまいます。
なお、撮影モードのダイヤルはマニュアル(M)にしてください。
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動画で話しているバローレンズを購入する場合は、2インチサイズをご購入ください。
たとえば、これ
なお、バローレンズは、月の撮影オンリーで星雲撮影には向きません。
先日の月に続き、木星を観望しました。時間が余ったので、星団も観望しました。
なお、星雲星団を観望するのにお薦めのガイドブックを紹介します。これです。
前回選んだ望遠鏡セットが、メーカー在庫なしのため、一から選びなおしました。
その1
その2
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